今回、JFみやぎ・志津川支所で実施された、殻つき牡蠣の凍結実験で、中山エンジニヤリングは、初回の凍結プロセスをリポートすることで、製品化に向けたシステムづくりのサポートを行いました。
ηmax ラックフリーザーで殻つき牡蠣をそのまま「大温度差」凍結
実験は、初の「大温度差」凍結。しかも庫内をフル活用して1バッチ生牡蠣900個・150kg~200kgを一気に凍結させるものです。庫内のどこに置かれたかによって凍結速度に大きなムラが発生する可能性がありました。
製品化に向けて失敗はできません。
そこで、中山エンジニヤリングでは、ラック2台の随所、合計26カ所に置かれた牡蠣に温度センサーを仕込んで、逐一管理、記録するサポートサービスを実施しました。
効率の凍結機の開発・販売だけに終わらない、凍結機のコンサルティング販売から、導入後のプロセス管理、メンテナンスまで、徹底したユーザーサポートを実施できることが、中山エンジニヤリングの真の実力と評価されているところです。
生牡蠣の殻つき凍結ということで、温度センサーはひとつずつ、殻にドリルで穴を開けて、身の中心で固定しました。最初バンドでの固定を考えていましたが、ずれてしまうので急遽、ビニールテープでしっかりと固定することに。
そして、入庫。
逐一、庫内の牡蠣の身の温度変化を把握・記録していきます。
庫内、ばらつきはもちろんありますが、入庫後約30分で牡蠣の身は概ね氷点下になり、ほぼ20分で凍結したようです。
庫内温度が-50℃で安定した時を見計らって「完了」を宣言。出庫しました。
センサーの記録は後日、詳細なリポートをしてユーザーに提出します。
最大効率、最適凍結を目指す「ηmax Project」は、それぞれのユーザーの現場で、品質、省エネルギーにおける最大の効果を実現すべく、技術面でのあらゆる要望に対応するサポートを実施しています。
どうぞご遠慮なく皆様のご要望をお寄せください。中山エンジニヤリングは全力でユーザーの皆様の問題を解決してまいります。