使用温度(0℃~-65℃)、入庫品温度を入力後、熱負荷計算を行います。この結果に基づいて冷凍機運転時間を決定し、機器選定を行います。
凝縮圧力を一般的な制限値より積極的に低め、蒸発圧力に至る必要となる圧力値を下回ることのない最適化と、小温度差(TD)運転によって大幅な電力削減が可能です。
※運用地における最低凝縮温度は各メーカーともおおよそ0℃程度です。三菱電機製SFシリーズのみ-5℃の能力表が提示されています
機種の組合せを決定すると吸入・液管と順次現場の施工に合わせた配管能力計算を行います。
最後に運用する地域を選定することで各月の侵入熱量とシステム能力による運転時間を算出しランニングコスト計算を実行します。このシミュレーションソフトの優れているところはユニットクーラ・冷凍機・配管それぞれの組み合わせ能力、つまり平衡能力を計算しているという点です。これを説明すると、例えば凝縮温度が変化すると冷凍機の冷凍能力が変わります、冷凍能力の変化はユニットクーラ・吸入配管の能力に影響をあたえます。この影響から生じる圧力損失と、さらにはバルブ一つの圧力損失をも含めた冷凍システムの有効能力(実際の能力)を運用地の環境から冷蔵庫の侵入熱量と運用状況を考慮して時系列に算出しているという点です。このemRSセレクションソフトウェアは、これまでの検証からシミュレーション結果の5%以内の誤差と高い精度を得ています。
この選定結果から、分流器選定とtkoptimizerの最適凝縮圧力プログラムをソフトウェアが自動生成し円滑な受発注が可能となります。
また、年間の使用電力・電力料金・CO2排出量を同時に出力します。さらに、TD≦12℃で凝縮圧力制限をしている一般的な設備との比較も出来るのでCO2の排出削減効果を数値として確認することが可能です。
弊社では冷凍機冷凍能力の提示をお願いしております。
凝縮温度(低い凝縮温度:0℃希望)及び蒸発温度を基準に液温度、消費電力が記載されている能力表、並びに機種ごとの凝縮器能力特性表(空冷・水冷)を提示いただくことでηmax Refrigeration System Selection and Analysis software の選定可能な機種として登録することができるようになります。
CUT/Al Fin, CUT/Cu Fin, ALT/Al Fin 圧損あり/なし
CUT/Al Fin, CUT/Cu Fin, ALT/Al Fin 圧損あり/なし
ALT/Al Fin,エロフィンチューブ 圧損あり/なし
最適バス計算が含まれています。(空調用)
CUT/Al Fin, CUT/Cu Fin, ALT/Al Fin 圧損あり/なし
CUT/Al Fin, CUT/Cu Fin, ALT/Al Fin 圧損あり/なし
※また、各々の計算プログラムに管ピッチによるフィン効率を、FabrisとSchmidを選んで計算できるようにしてある。
低段・高段押しのけ量比から、推定値を計算