事例紹介イータマックス冷凍システムのCEマーキング対応と、海外での運用事例のご紹介

イータマックス冷凍システムのCEマーキング対応と、海外での運用事例のご紹介

イータマックス冷凍システムによる凍結装置はEU諸国に多数の輸出実績があります。イータマックス凍結装置により凍結された食品は、その高い品質から世界各国で高く評価されてます。凍結機の輸出にあたっては輸出先各国の基準への適合を求められることが少なくありません。また、海外導入後、現地スタッフでどのように機器を運用していくかも課題になります。

今回は、イータマックス冷凍システムが取得した「CEマーキング」と、海外での機器の運用事例をご紹介します。

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イータマックス冷凍機は2015年にCEマーキングを取得しました

CEマーキングとは、EU域内で販売される製品に基準適合マーク(通称CEマーク)を表示することです。CEマークを表示することで、EU指令や規則に定められる必須要求事項に適合していることを、買い手にコミュニケーションすることが可能です。CEマーキングのある製品は、EU域内の自由な販売・流通が保証されます。

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イータマックス冷凍システムは以下の5つのプロセスをクリアし2015年にCEマーク対応を果たしました。

(1)適用し例と整合企画の特定
(2)必要要求事項の特定
(3)低合成評価の実施
(4)技術文書の作成
(5)適合宣言書作成とCEマーク貼付け

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CEマーキングを取得したことにより、今後EU諸国へのイータマックス冷凍機の導入は一層スムーズになりました。EU圏への導入をご検討されている方はぜひ一度ご相談下さい。

輸出後の運用は? 海外向けイータマックス冷凍機の特徴と運用

ここからは海外でのイータマックス冷凍機の運用事例をご紹介します。EU諸国・オセアニア・北米向けのイータマックス冷凍システムには以下の特徴があります。

◇シンプルな設計が実現する安定運用

輸出用のイータマックス凍結機は、現地での安定運用を実現するためにシンプルな設計を採用しています。イータマックス凍結機はHFC冷媒と二段圧縮式冷凍機で-70℃の超低温を実現できる点が特徴です。
一般的に超低温冷凍システムでは、2元冷凍方式という低沸点冷媒を使用しています。しかし、この低沸点冷媒は常温で圧力が高いため、その圧力管理が複雑で漏洩事故などが起こり、安定運用を困難にしています。イータマックス凍結機はシンプルな設計により、そもそもの運用コストを押さえることを可能にしています。

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◇着霜抑制技術により、簡単に高品位凍結を実現

イータマックス凍結機は、着霜を抑制し、安定した凍結が実現できます。その秘密は冷媒温度と空気温度を小さく運用できることにあります。室温が-60℃付近ではTD(庫内温度と冷媒蒸発温度差)=4℃、-70℃付近ではTD=2℃と今までの冷凍システムの常識では考えられない程まで温度差を小さくできます。その結果、凍結開始から終了まで運転に支障の起きる着霜は生じず、安定的に高品位凍結を実現できるのです。

◇遠隔監視と現地での定期メンテナンス

イータマックス冷凍システムでは遠隔監視を行うことで、システム状態を常に把握することが可能です。定期的なメンテナンスは設置国の工事事業者のエンジニアが実施します。この組み合わせにより現地スタッフによる運用が可能になります。

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EUをはじめとする海外への凍結機輸出をご検討中の方は、是非中山エンジニヤリングにご相談下さい。

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